7月 15
小寺の住職住職のつぶやき・・・, 日々の法務
ご縁をいただき本日お勤めさせていただいたお通夜でのことです。
ご家族より素敵なお話をお聞きしました。
67歳で旅立たれたお父様の話をされる息子さんから亡くなられる
数日前に癌で苦しみながらも自らの起業した職場に顔を出し
職場のデスクに座り「やっぱり、仕事場がいいなぁ~」と語った お父様
そして、お孫さん姉妹との素晴らしい約束
お孫さんが欲しいものをおねだりすると
「よし、じゃ~テストで5回 100点取ったら買ってあげる」と
この約束を果たす為に頑張った妹さんは4回100点を取って、
お爺さんへ見せて よし、あと1回に・・・
5回目のテストの結果を待っていたその時、お爺様は旅立たれました。
本日、学校へテストの答案用紙を受取りに行くと
100点の答案用紙が2枚もしっかりと約束を果たしたお孫さん
そして、お爺様も実はすでに約束の品物を購入していたそうです。
さらに、お姉さんは得意の書道で『いつも心に太陽』と書き
闘病中のベットから見えるところに飾り最後まで励まし
書道の検定を受けその合格書もまもなく届くとの事
もう少し早く届けば見せられたのに・・・と心に思いながら涙するお孫さん・・・・
「大丈夫だよ、 届いたら仏壇へ報告してね これからもいつも近くで見守ってくれる
から大丈夫! うれしい事、悲しい事、何でも相談してください」 と言わせて
もらいました。
『いつも心に太陽』 そう 太陽のように暖かくいつも見守ってくださった
お爺様だったのですね
これからも『いつも心にお爺様』
明日、心をこめて御見送りさせていただきます(合掌)
※本内容は家の方の許可をいただきご紹介しています
7月 11
小寺の住職日々の法務
本日は数件のお宅に【棚経】(たなぎょう)にお伺いいたしました。
【棚経とは】
お盆の時期に菩提寺の住職が、檀家の家を一軒一軒訪ね、
精霊棚(しょうりょうだな)や仏壇の前でお経を読むことを
棚経(たなぎょう)といいます。
当山では、ご希望の皆様のお宅に伺っております。
読経し各家のご先祖様のご供養を行うことは勿論ですが、
各家の方とお話をし互いに情報交換ができる事は大切な事だと考えて
おります。
檀家信徒に関わらず棚経をご希望される方はご遠慮なく
ご連絡ください。
7月 06
小寺の住職日々の法務
最近は結婚式を行わない方も多いようです
挙式を行なう方は「教会式」「神前式」その他「人前式」などが多いようです。
それぞれに、意味深く、大切な挙式だと思います。
新たなる人生、新たなる家庭のスタートです。
さて、先日ですが、ANAインターコンチネンタルホテルにて
親戚の結婚式の式長(※)をさせていただきました。
通常「神前式」等に使われているお部屋を特別にお借りして
「仏前式」で執り行いました。

仏式の飾りつけをして
「仏前式」はまさに 夫婦として力を合わせ幸せな家庭を築く事を
御仏(みほとけ)の前で、両家のご先祖様にご報告するのです。
私たちには必ずご先祖がおります、今の自分達が存在しているのも
ご先祖さんたちの素晴らしき出会いがあったからなのです。
さらに、親戚付合いが薄くなっている現代ですが
結婚式等では、是非今一度互いの親戚・ルーツ等を見直す事も
大切でしょう。
「仏前結婚式」にご興味の方はご連絡くだされば詳しくご説明いたします。
※【式長】=結婚式を取りまとめる役割
通常仏前式では他に補佐役の「式監」(しきかん)一人
さらにその補佐役で「阿闍梨」(あじゃり)が二人程で執り行います
7月 05
小寺の住職日々の法務
当山では 少し早いですが
7月3日に盂蘭盆施餓鬼会(うらぼんせがきえ)法要を執り行ないました。

小さなお堂で心をこめて
わたくしが住職に就任し、はじめての施餓鬼会法要です。
ご縁をいただいている各家へご案内をお出しいたしましたが
はたして何人位の方々が法要に参列していただけるか?
不安を抱きながら準備を進め当日を向かえました。
檀信徒・仏縁者・当山再興にご尽力をいただいている方々等々に
参列いただきました。

参列の有無に関わらず、仏縁をいただき葬儀を勤めさせていただいた
昨年から本年6月にお亡くなりなられた方の新盆のご供養をはじめ、
檀信徒仏縁者各家のご供養をさせていただきました。
法要後には法話を・・・・

暑い中すこしお耳をおかりして
暑い中、狭い堂内にお集まりいただいた皆様に少しでも
何かを伝えられればと・・・・熱い思いでお話を
話の結びでもお集まりの皆様に伝えましたが
当山の盂蘭盆施餓鬼会は、檀信徒に限らず
ご先祖の供養を望まれるすべての方にご参列いただき
執り行なって行きたいと考えております
「お盆の季節」=「ご先祖の供養をしたい」
そんな気持ちになられた方は是非当山「盂蘭盆会施餓鬼会法要」へ
施餓鬼会法要以外でも、お盆のご供養もいたします。
ご自宅でのご供養をご希望の方は 棚経にお伺いいたします。
ご遠慮なくご連絡ください。
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