BLOG - 日蓮宗大孝山 神野寺

日蓮宗大孝山神野寺

みなさまとの出会いを大切に
敷居は低く、こころざしは高く、こころ温まるお寺を

神野寺たより

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お盆です

当山では、ご案内のように7月9日に「盂蘭盆施餓鬼会法要」を営みました。

盂蘭盆施餓鬼会法要 

当日は、まさに梅雨が明け猛暑日でご参列いただいた皆様には

狭い書院・堂内にて暑さに耐えながらの法要となりました。

本年は、「今、あなたが扇げば、周囲が涼む 今こそ、すばらしき風を・・・」

と印刷させていただいた神野寺特製団扇を製作しお配りいたしましたが

参列者の皆様は、遠慮されて法要中は扇いでいなかったようです。

当山は境内にお墓が無いので、お墓参りに合わせ法要参列と言った

形式にならないので、いったい何人の方が参列いただけるか?

心配なのですが、小寺の狭い書院・堂内には適度な人数の方々に参列いただけ

感謝しております。

P1050125 参列者ブログ

また、当日お越しいただけない方で読み上げ供養・塔婆供養等を

お受けしていた方々のご供養もしっかりさせていただきました。

暑い中ご参列いただいた皆様にご挨拶と簡単な法話をさせて

いただきました。

暑い中 少しだけお耳をお借りし法話を

 

すでにお伺いしているご家庭もありますが、明日よりお盆棚経に

お伺いいたします。

戒名を自分で・・・?

最近、聞く話ですが 「戒名を自分でつける」 「家族がつける」

そんな方が実際にいるようです。

ネットのニュースにも同様の内容が記載されていました。

(あえてリンクはいたしません)

戒名(※法号)について判りやすくせつめいさせていただきます。

 最初に申し上げますがこちらに記載する内容、考え方は当山住職の

考えるところです。宗派や各寺院の考え方、地域性等で大きく異なる場合も

ありますのでご注意ください。

さて、戒名(法号)とは、信ずる教えに従って歩みその証として信仰の師と

仰ぐ方から授与される名前である。 

近年の考え方としては「死後の名」と理解されることが一般的であるが

実際、当山では旦那様の葬儀時に奥様がご一緒に法号を授与された方々

もおられます。

本来は「信仰の証として、名をいただく」その事が大切なのですが

実際のところ亡くなられてから「さぁ~戒名をいただくには・・・」 

お寺にいくら払えばいいのか? などと悩まれたり、時にお寺側の

説明不足や考え方の違い等で、行き違いになられる事も多いようです。

さて、話しを戻しますが、「戒名は自分でつける」は間違えです。

「戒名は自分で考える」ならば私はある意味で同調いたします。

勘違いのないように補足いたしますが、仏弟子として信仰心をもって色々と学び

その上で、信仰の師となる僧侶(住職)とご相談の上で、その方から

授与される事が正しいと思います。

自身の戒名(法号)だから自分の大切な字を含みたい、こんな意味を含みたい

今生での歩みを字で表したい、などの思いがあれば是非真剣に考えて

みてください。

そして、菩提寺等に通って信仰の基本をしっかりと学び、

信仰の師と思える僧侶と相談の上で素敵な戒名(法号)を授与されてください。

お身内の方の戒名を授与していただく場合も、

その方がどの様な方だったか家族からみてどんな人だったか、趣味やお仕事

性格等をしっかりとお伝えして授与されることが大切だと思います。 

菩提寺(お墓があるお寺)がない方で、ご相談がある方は

ご遠慮なくご連絡ください。

◆信仰なしに本などを参考に字を並べただけでは、

  戒名(法号)にはなりえないでしょう。

※日蓮宗では戒名を法号と言います。 

お盆のご案内です 

7月9日(土)午後1時より『盂蘭盆施餓鬼会法要』を行います。

お盆には、亡くなられたご先祖様の霊位が帰ってきます。

そのご先祖に報恩感謝の供養を捧げる仏事です。 

当山施餓鬼会法要の詳しい案内は昨日、檀信徒・ご縁のある方々へ

郵便にて発送いたしました。

それ以外の家の方でもご希望の方には発送いたしますのでお尋ねください。

また、お盆の棚経についても只今日程を調整中ですのでご希望の家の方は

お早めに希望日等をお知らせください。なお、限られた日にちの中で多数のお宅に

伺いますのでご希望日に添えない場合もありますのでご了承ください。

東日本大震災発生から

本日は東日本大震災発生日から49日になります。

当山でも同時刻に49日忌の読経をいたします。

犠牲にあわれた皆様にご供養させていただき、ご冥福をお祈りし

被災地の一日も早き復興、被災者の皆様が心穏やかに暮らせる日が

訪れるように願っております。

下記は日蓮宗の震災にむけた祈りの言葉です。

◆祈りの言葉◆

合掌

恭しく仏、法、僧の三宝の御前に合掌し、祈りを捧げます。

謹んでお題目の功徳をもって、東日本大震災により尊い 

いのちをなくされた方々のご冥福を、心からお祈りいたします。

南無妙法蓮華経

さらに願わくは、本仏釈尊の慈悲の光があまねく世を照らし、

困難な日々を強いられている被災者の方々には、一日も早く心身ともに

安らかな時を迎え、被災地の復興が速やかに達成されますよう、

お祈りいたします。

南無妙法蓮華経

私たち日蓮宗宗徒はいのちを尊び、立正安国の教えのもと、

異体同心をもって「安穏な社会づくり」に邁進することを

お誓いいたします。

「我、深く汝等を敬う。敢えて軽慢せず。」

南無妙法蓮華経

* 「我、深く汝等を敬う。敢えて軽慢せず。」とは、法華経常不軽菩薩品で、
常に敬いの心をもって人と接すべきことを説いた教えです。
立正安国・お題目結縁運動では、この「但行礼拝」の深敬精神を運動
の基本精神としています。

私にできること・・・・

大震災からまもなく4週間が経過します。

いろいろと私に何が出来るか?などと考えていますが

当山の住職として日々の勤めにおわれ、何も出来ていないのが現実です。

今の私に出来ることは、被災者の苦しみ悲しみを受け止めながら

日々のお勤めで犠牲者の供養をさせていただくこと、一日も早い復興を願うこと。

その程度のことしか出来ないのが現状です。

本日は、今月1日より 犠牲者の火葬供養を行っている

瑞江火葬場にてご供養させていただきました。

家族とも対面できないまま火葬供養される犠牲者のことを考えると

大変つらい読経でした。

「今を生きていられる 事、家族と共に過ごせる事、やがて家族に見守られ旅立てる事」

そんな普通な事がいかに大切なことか、この事実を法務等で出会う皆様に伝える事も

私の役目だと考えております。  合掌

お見舞い申し上げます

災害の地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

次ぎの言葉が出てこないほどの悲惨な状況を

テレビ映像等拝見し悲しみと虚しさでいっぱいです。

今はまず少しでも早く、一人でも多くの方々が

無事に救出されます事をお祈りします。

                          合掌

明けましておめでとうございます

昨年は、寺院再興の第一歩を歩みはじめ・・・

知人・友人・親族の協力のもと 大工仕事からはじまり

知人の紹介により雑誌「昭和40年男」に掲載されたり

手作業で塗った漆喰が、素敵な社長さんに評価され「作品大賞」頂戴し

さらに、社員研修会の講師に招いていただいたり

色々なご縁をいただいた皆様から法務の依頼をいただき

忙しく 東京~埼玉~神奈川~と広域に飛び回り

後半はブログの更新も少し少なくなってしまいました。

実は、11月末には法務に向かう途中で追突事故に巻き込まれ

首と肩が今も痛みますが・・ 無事に新年を迎えられたのでなによりです。

さぁ~ 平成23年が当山にとってどの様な年になるのか?

まずは 日々の出会いを大切にしながら 

のように跳び回り のように着実に歩んでいきます。

本年も皆様のご協力のほどお願いいたします

皆様にとって素晴らしき年に成りますようにお祈り申し上げます。

                              平成23年 元旦

研修時代の思いを今も・・・・

私が20年前に入所していた「日蓮宗布教研修所」※の

同期が集いました。

今回は九州地区の同期が幹事で福岡にて開催され

久々の対面の者もおり、互いに近況報告やら

懐かしい話で・・・大いに盛り上がりました。

研修所入所中は、日々法話を中心とした学びの時間でしたが

研修仲間で色々と話し合ったりしながら

6ヶ月の間 苦楽を共にした仲間です、20年経過した今でも

会えば すぐに20年前に戻ったかのように過ごせます。

私はこの研修で多くの事を学びました、そして研修中の熱い思いを

研修修了後も忘れずに継続したい! そんな思いで、研修修了後

さらに一泊させてもらい翌朝に千葉県市川市から当時お世話になっていた

横浜市のお寺まで、団扇太鼓を手に一人で行脚にて戻りました。

そして、今も研修時代の熱い思いを持ったまま歩いています。

(余談ですが 途中銀座周辺でOLさん達に不思議な目で見られた記憶が・・・)

※布教研修所は日蓮宗の僧侶が時代に応じた布教を行うために、法華経・ご遺文の

研鑽と布教実践の理論・技術、さらには社会活動及び社会教化事業に関する研修に励み、

日蓮宗の布教伝道の充実・発展を担う布教師を育てる場です。日蓮宗の将来を担う20代~

30代の若い僧侶が、日蓮大聖人ご凄神の霊地身延山で、毎年6月から11月までの6ヶ月間

の研修生活を行っています。 (参考 日蓮宗ポータルサイトより) 

私が入所した頃は千葉県市川市の真間山弘法寺で行なわれておりました

『横しわ』『縦しわ』?

素敵な人生を歩まれた方の御遺影を前に思ったことです。

素敵な「しわ」がその方の歩まれてきた人生を感じさせてくれました。

人生で多くの『徳』(功徳)をつまれ 刻まれた素敵な『横しわ』です。

人生を損得の『得』ばかり気にして生きてこられると眉間に『縦しわ』が・・・

いつも微笑みながら素敵なしわを刻みたいものです。

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